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2024.09.14 Update

【20代移住者】元浦幌町地域おこし協力隊の続麻知子さんに聞く、浦幌町のこと

今回は、元浦幌町地域おこし協力隊・十勝うらほろ樂舎の 続 麻知子さんにインタビュー!

地域の方々に「まっち」という愛称で呼ばれ、任期中は教育、一次産業、スポーツと幅広い分野に携わり活動されてきました。

そんなまっちにとっての浦幌町地域おこし協力隊や、任期終了後の浦幌町での生活についてお話を聞きました。

続 麻知子
1998年札幌市生まれ。筑波大学日本語・日本文化学類 卒業。2021年4月浦幌町地域おこし協力隊に着任し、協力隊受入事業者である十勝うらほろ樂舎のヤングフェローとして3年間活動。
地域おこし協力隊退任後も浦幌町に残り、十勝うらほろ樂舎のメンバーとして浦幌町や受入事業者のプロジェクトの情報発信を中心に活動している。

―まっちと「浦幌町地域おこし協力隊」の出会いは?

元々教員を目指して大学生活を送っていたんですが、教育実習期間がコロナの影響でどんどん後ろ倒しになり、実習が終わった大学4年の11月から就活を始めることになってしまったんです。

まわりと比べて就活のスタートが遅れ、就職活動を模索していた中、友達から教えてもらった就職スカウトサービスで「浦幌町地域おこし協力隊」と出会いました。

大学生時代は、フィールドワークでさまざまな地域に足を運んだそう。

―まっちの出身は札幌だから、それまで浦幌町との縁は…

無かったです。これまでは十勝=帯広だと思ってたくらいだったので、初めて聞く町でした。

―「地域おこし協力隊」という職種は知っていた?

知っていました。
大学のフィールドワークでいろんな地域に足を運んで、その地の人に話を聞く、ということを何度もやっていて、その中で地域おこし協力隊の方から話を聞く機会もあったので。

いわゆる「田舎」にたくさん足を運んでいました。その場所で良いな〜と感じる所は絶対あるんですけど、その良い所は世間的にあまり知られていない。

自分がその良さを発信できる存在になれたらなというのを大学生ながらに実は感じていて、就活をしていたときも地域おこし協力隊になることを視野に入れていたんです。

―就活が難航していた中で、視野に入れていた職種「地域おこし協力隊」と出会ったんだね。なかなか運命的!

協力隊の受入企業である一般社団法人十勝うらほろ樂舎(以下、樂舎)からお声がけいただいた形なんですけど、当時の募集は25歳以下という年齢制限があって。

もう一つの就職先候補と天秤にかけたんですが、「25歳なんてあっという間に来ちゃうから、今行こう!」と思って浦幌町地域おこし協力隊になることを決断しました。

任期中はどうだった?

―協力隊任期中、印象的だった出来事は?

上浦幌エリアでの研修ですかね。

協力隊1年目は、受入企業の樂舎の方針で「浦幌を知る」ことをたくさんやったんですが、その中で上浦幌エリアを拠点にお家を回ったり、畑作や畜産をやったり……本当にいろんなことをしました。

在学中、フィールドワークでいろんな地域に行ってはいたけど、自分自身も札幌出身だし、 大学時代も学生同士のコミュニティしかなかったので、研修をするまでは「自分」と「地域」との関わりを意識したことが無かったんです。

だけど、研修でお世話になったいろんな方が知り合い同士だったりして、自分も自然と知り合いになったり。
そんなことが重なって、今では地域の人のコミュニティにちょっとは入れてもらえたのかな?という実感があります。

町の農家さんに「今年トウモロコシ余りすぎちゃってるから好きなだけ持っていって!」と言われたことがあったんですけど、収穫した一部を大学の友達に送ってみたら、受け取った友達みんなが喜んでくれて!感想をSNSにアップしてくれたんです。

「これ、今まで浦幌町を知らなかった人たちが浦幌町を知る流れを作れたんじゃない?!」と感じて、就活中に考えていた「地域の良さを発信できる存在」に少しなれたことも思い出深いです。

―その経験が、任期終了後も浦幌町にいる理由になってるのかな。

そうですね。
協力隊2年目以降はもちろん、協力隊卒業後の今の仕事にも、当時の繋がりがきっかけになっていることがたくさんあります。

上浦幌エリアと自分の繋がりは、結構特別です。

浦幌町での暮らしはどう?

―浦幌町での暮らしは4年目になるわけだけど、浦幌町での暮らしはどう?好き?

好き嫌いという言葉だけでは言い表せないかな~。

都会と比べると不便なところは多いと感じます。

けれど、浦幌町には神社だったり、浦幌開拓獅子舞みたいな伝統的なお祭りがあるのが個人的にすごくグッとくるポイントです。

日本の伝統文化や歴史がすごく好きで趣味に近いくらいなんですけど、町内のお祭りに行きたすぎて飛行機の便をずらしたくらい(笑)。出身地の札幌にはそういうのなかなか無いですしね。

浦幌町で行われるお祭りでは、スタッフ側としても関わっているまっち。

―冬場の暮らしはどう?

札幌の実家があるエリアは、降雪量は多いけどロードヒーティングになってたうえに除雪のスピードも早いエリアだったんですよね。

なので、浦幌町に来て初めてちゃんと雪かき作業を経験しました。力仕事なので毎回大変だな~とは思います。

団地コミュニティがあるので、雪かきは1人で頑張る感じではなくて、近くに住んでる人みんなで頑張ってます。

―買い物はどうしてる?

スーパーやドラッグストアが町内にあるので、最低限必要な物は浦幌町で購入しています。

服やインテリアは好みのものを買いたいので、ネット通販に頼っていますね。

―移動面はどう感じてる?

移動に関して苦に感じたことはないです。運転がめっちゃ好きなので、車でガンガン移動してます。

歩いて行ける場所もあるけど、運転免許があると移動の楽しさの幅が広がりますね。

―町内会や人付き合いはどう感じてる?

町内会によっては土・日曜にゴミ拾いや町内整備があったり、時期によってはお祭りの準備があるんですけど、それは町の人たちにとって当たり前の休日。

それが元々考えていた土日の過ごし方とのギャップで、インドア派の私にとって最初はしんどく感じていました。

でも今では、土・日曜に全く町内での用事が無いのが良いか、と言われるとそうでもないんです(笑)。

お世話になってる農家さんに「今日暇なんですけど、なんか農作業手伝えることありますか?」って連絡してみたり、急に遊びに行ってみたりもします。

行ってみたら「お!来たね!久しぶり!」と声をかけてもらえるので、それが嬉しくて楽しいんですよね。

―結構ラフに町の人と連絡取り合ってるんだね!

みなさん忙しい方ばかりなんですけど、連絡するとすぐに返信をくれる。頭の片隅に自分の存在があるのかなと思うと嬉しいです。

協力隊の任期3年間で、上浦幌エリアはもちろん、下浦幌エリアにも市街地にも、自分のことを知ってくれているコミュニティができました。

町の方がいろんな場所に連れてってくれたり、ご飯を食べさせてくれたり……
何回もお世話になってきたからこそ、自分の予定に余裕がある時は逆に恩返し的な気持ちも少しありつつ、お仕事のお手伝いの連絡とかもしています。

―いい関係性。まっちの浦幌の一番好きなところは、「町の風土」とか「人」なんだね。

肩書とか所属をとっぱらった「私」と向き合ってくれる方ばかり。
それが自分に合ってる感じがします。

協力隊卒業後は何してる?

―協力隊の任期が終わって、今は浦幌町でどんな仕事をしているの?

任期中の受入企業だった十勝うらほろ樂舎に、正社員として所属しています。

任期中に写真撮影や映像制作、SNS運用といった、自分が大学生の頃からやりたいと思っていた「発信」に携わることができたので、協力隊を卒業しても担当していたプロジェクトの成長フェーズに自分も関わり続けたい!という想いで働いています。

―まっちのやりたいことが仕事にできてるんだね。

協力隊1年目のとき、同じく社会人1年目の友達はデータの打ち込み作業が主な仕事だと聞いたんですが、私はそのとき2つのプロジェクトの先頭に立って、やり切っているタイミングでした。

全国に目を向けると、役場職員とほとんど変わらない働き方をしている地域おこし協力隊もいるなかで、浦幌町の地域おこし協力隊は自分のやりたいことや興味のあることに突き進んでいきやすいです。

「20代のうちにたくさんの経験を積みたい」
「地方でのんびり暮らしながらいろんな世界を知りたい」
そんな人は、地域おこし協力隊のなかでも、浦幌町が特に合っていると思います。

続さんの活動・作品等は、Instagramからご覧いただけます。

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