【社長インタビュー】サンビーム興産(有)久保真澄さん
久保真澄さん:浦幌町生まれ。高校卒業後、町外へ進学・就職したのち、現在は町内の家業を継いでいる。
ー出身は浦幌町内ということですが、地元に戻って働き始めて感じたことはありましたか。
高校を卒業して町から離れて暮らしていたため、浦幌町のイメージとして「この先どんどん廃れていくのかな」と感じていました。
ですが、今、町内のいろいろな場所へ出向くようになり、まちのことを知っていく中で、地元を残したいという思いを持っている方がたくさんいることを知り、私自身も地元になにか貢献できたらいいなという思いが芽生えてきました。
会社の中だけに留まらずどんどん地域の人との関わりを持ち、もっと関係を深めていきたいと考えています。
ー生まれ育ったまちに対して違った見方ができるようになったんですね。
そうですね。約23年町を離れていたのもそうですが、もともと厚内出身だったので市街地のことは本当にわからなくて。けれど、会社を守り続けていきたいという思いで働き出して、たくさん知ることができてよかったです。
今では、このまちの規模感だからこそ、やりたいことに協力してくれる人がいたり、実現することができるのではないかと感じます。自分だからできることを見つけたい、可能性を探したいと思っています。
ー浦幌町に対してどのように思っていますか。
町外の人にとって、浦幌が寄り道じゃなくて目的地になってほしいと思っています。十勝管内で浦幌町の話をしても、知名度がそう高くなかったりします。ですが、どんな人にもこの街を誇れる、足を運んでもらえるようにしてほしいです。
ーサンビーム興産はどんな仕事をしていますか。町内でさまざまな仕事をしている印象があります。
派遣、請負、人材紹介が主な仕事です。ボイラーの保守管理をしたり、施設警備や施設清掃なども行なっています。

ー現在、何人くらい働いていますか。
約60人になります。
ーサンビーム興産では年配の方が多く活躍していますね。
はい。私が継ぐ前から働いている方が多いので、本当に皆さんのことを尊敬しています。今まで助けてもらったことに対して恩返しをしたいですし、居心地がいい環境を作ることが私のできることだと思っています。どんな人でも働ける会社を目指して、環境を整えている最中です。
ー多くの人と働く中で特に大事にしていることはありますか。
より現場の声を聞き、長く勤めている方々を大切にすることです。幅広い年代が働いている中で、みんなが働きやすくするにはどうすればいいのかということを考えています。
歳を重ねても、それまでの経験を活かして長く働いてほしいんです。健康寿命を伸ばすための一つとして、うちで働くことを選択してほしい。対話をすること、体を動かすこと、人と会うことが刺激になっていい効果をもたらすと思うので。
ー会社としてのテーマはありますか。
この会社がここに住む人々や従業員の皆さんにとって「安全基地」となるように意識しています。「太陽」みたいな暖かさで「包み込む」。会社という安心して戻れる場所があることで、前向きに新たな挑戦をしてほしいと思っています。私はそれを支えたいんです。
ー経営者としてどんどん新しい事業展開をしているとのことですが…。
はい、新たにアパートを建設し、昨年から不動産賃貸を始めました。今年は町内でイベントも企画しています。やりたいことがたくさんあるので、なかなか進まないですが、一つ一つ実現したいと思っています。
ー浦幌町に対してどのような思いがありますか。
町外の人にとって、浦幌が寄り道じゃなくて目的地になってほしいと思っています。いろいろな繋がりがあるけれど、どんな人にもこの街を誇れる。足を運んでもらえるようにしてほしい。
ーつつうらうらをご覧の皆さんに一言お願いします。
農林水産、一次産業が全て揃っている自然豊かな浦幌町はそれだけにとどまらず、たくさんの魅力が詰まっている場所です。遊びに来た際はぜひ会社にお立ち寄りください。大好きな地元・浦幌町のおすすめポイントをお伝えしますよ。お待ちしております。