”eat in”は、浦幌町飲食店の魅力発信するプロジェクトです。2021年度採用の地域おこし協力隊の4人で取り組んでいます。
「eat in:自宅で食事する」には、「家でごはんを食べるように浦幌町で食事を楽しみたい」という思いがこめられています。
魅力発見・発信だけでなく浦幌を訪れるきっかけづくりや、関係人口の増加を目指し、浦幌新参者の4人ならではのなまらうまい‼をお届けします!
皆さんこんにちは!eat in(浦幌町飲食店の魅力発信するプロジェクト)です!
今回は、多くの方に惜しまれる中、2021年10月に閉店した「れすとらん大和」の魅力についてご紹介します。
- あつあつ、“スパカツ” 明日への、カツリョク!
アツアツに熱した鉄板皿の上で、ジュージューと焼かれたトンカツと濃厚なミートソースのスパゲッティ。
皿からはみ出しそうなほどのボリュームが特徴的なこちらの料理は、大和の看板メニューであり、一番人気の「スパゲッティカツレツ」。略してスパカツ。
「スパカツ」と言えば、釧路を思い浮かべた方も多いのでは?
店長の稲垣さん、実は、釧路のレストラン「泉屋」(スパカツが有名なお店)で修行をしていた。
大和のスパカツは、とにかくカツのお肉と衣が柔らかい。ミートソースは、トマトの味が引き立った、子どもでも食べやすい甘さ。ソースがかかった麺は、鉄板の熱でカリカリした食感に。
ぜひ一度、スパカツをおなかいっぱい食べて、元気とパワーをもらってみては?
- 大和の人気メニューの一部をご紹介!
豚丼×スパゲティ×目玉焼きのコラボレーション。見た目も量も大満足な一品。
絶妙な焼き加減の目玉焼きは、一際目を惹く。味噌汁付き。
「大和風」と聞いてどのようなスパゲティを想像するだろう。
塩焼きそばを彷彿とさせるそのスパゲティは、彩り豊かな野菜とベーコン、炒り卵を和えた具だくさんスパゲティ。新感覚の素朴な味わい。
チキンカツにチーズがたっぷりとかかっている洋食プレート、かと思いきや、ごはんがとてもよく合う一品。チーズ好きには堪らない。
バニラアイスの上に生クリームが乗ったパフェ。添えられたフルーツの彩りと丁度良いサイズ感で見た目も可愛らしく、食後におすすめのデザート。
- れすとらん大和店主 稲垣和幸さんにお話をお聞きしました!
店主、稲垣さんの手から生み出される料理はいつもどっしりと美味しそうで、なぜだか懐かしい。昼も夜も老若男女問わず多くの町民が訪れ、皆満足そうな顔で店を後にする。
そんな浦幌のファミレス的存在である大和が、2021年10月31日に惜しまれながら閉店した。
本号では、大和ならではの魅力を歴史と共に振り返り、迫っていく。
稲垣さんは中学生の頃、釧路ではじめて食べたスパゲティに衝撃を受け、食の道に進むことを決心。野球少年から料理人へ、まさに変化球な人生選択であった。
釧路のレストラン「泉屋」をはじめ、3軒で修行を積んだのち、地元浦幌で洋食レストラン”大和”を開業。浦幌のレストランならば、ラーメンもなければ!と思い、研究を重ねるなど試行錯誤を繰り返した。大和は町民の声を反映したメニューが揃っていた。
- Q&Aコーナー
Q.42年の歴史の中で、大変だったことや嬉しかったことはなんでしょうか。
A.100人規模の大量調理を頼まれたときは大変だったなぁ。でもあの頃は、毎年社員旅行にも行くことが出来ていて、忙しい中で嬉しい悲鳴が飛び交う毎日だったね。
Q.大和の料理が愛され続ける秘訣とは何でしょうか。
A.時代と共に人々の好みが変わるのも、手に入る食材が変わっていくのも当たり前なんだよね。だから変化を柔軟に受け入れ、時代と共に少しずつメニューにも変化を与えてることが秘訣かな。
大和のメニューは歴史と変化が重なり合い、おいしい!が日々、更新され続けていることをインタビューを通して知ることができました!稲垣さんありがとうございました!
- 大和愛されエピソードをご紹介!
①個室もある大和
子供連れの方も安心して楽しんで欲しいという店の想いから個室が作られた。
②カレンダー
多くの多くのお客さんからの要望により、日曜日も店を開け続けている。浦幌の“美味しい”を支え続けているのだ。
③店内に散りばめられているもの
店内を見渡すと、様々なものが飾られていることに気づく。この絵は、小さなお客さんがプレゼントしてくれたそう。
稲垣さんたちと共に店も歳を重ね、思い出が店内に散りばめられている。
れすとらん大和
住所 〒089-5613 北海道十勝郡浦幌町幸町52-2
電話番号 015-576-3915
営業時間 11:30‐14:30/17:00-19:00
定休日 火曜日
駐車場 8台
予約可/個室あり/テイクアウトあり
※本記事は、2021年9月発行『eat ini』vol.1 のweb版です。