十勝に移住したい!ということで、移住先候補の一つとして浦幌に三ヶ月ほど滞在していたBさんに、滞在してみてどのように感じたかを聞いてみました!
ーまずは簡単な経歴を教えてください。
「徳島県出身の29歳です。大学卒業後、徳島県で第三次産業の企業に三年ほど勤めましたが、やりたいことをやろうと思い仕事を辞め、自転車で日本中を旅しました。その時に北海道を気に入り、いずれ移住しようと心に決めました。その後、第二次産業に一年勤め、次は第一次産業を経験したいと思って、佐賀県のみかん農家でアルバイトをしました。その時に出会った農家さんがかっこよくて。第一次産業の人と関わって仕事をしていきたいと感じました。その時点で28歳になる頃だったので、そろそろ北海道に行って真剣に暮らしてみようかと思ったんです」
ー北海道ではどんなところへ行きましたか。
「自転車旅をした時は、道東にほとんど行っていなかったんです。なので、28歳になって2021年8月に来たときまずは十勝管内を農家さんの元でアルバイトしながら転々としていました。冬は雪国の暮らしを体験したくて、ジモティで住むところを見つけ、砂川市に一ヶ月住んだりもしました。駐車場込みで一日800円と破格だったんです(笑)。その後は知り合いの紹介で八雲町に縁があり、ホタテの耳づりのアルバイトをしたり。ゲストハウスや車中泊であちこち行きましたね」
ー北海道を色々回りながら、十勝に移住したいと思った理由はなんですか?
「まずは雪が少なくて冬の晴天率が高いことですね。気温が低い分には気合いで耐えられるんですが(笑)、雪が多い環境は合わないなと砂川市に住んだ時に感じました」
「そして農業アルバイトをしながら過ごす中で色んな人に出会ってコミュニティができたこと。
あとは農業が盛んなところですね。将来やりたいなと思っている働き方に農業を取り入れたいと思っていたので、ここでなら自分がやりたいことができると思いました」
ーその中で浦幌町にきた経緯を教えてください。
「2022年9月にアルバイト先のある農家さんのところで、浦幌町の古賀詠風さんと会ったんです。そのときは一瞬しか話せなかったのですが、浦幌町は色々と面白いことをやっている町ですよと聞いて調べました。」
「詠風さんとは連絡先を交換していたので、浦幌町に来て、町内を案内してもらいました。その時にハハハホステルにも連れてきてもらい、そこでつつうらうらのことを知りました。仕事も滞在中の住むところも紹介してもらえることを知り、その後問い合わせをして今に至ります」
ー滞在中はどんな仕事をしましたか。
「一ヶ月目は本別町の製糖工場で働きました。はじめは浦幌町で働いてなかったんですよね。派遣元が浦幌町にあって、高時給だったので一度資金を貯めるために(笑)。二ヶ月目は畜産の仕事と食品工場の倉庫作業を掛け持ちしました。農業と酪農は経験したことがあったので、やったことないことをしたくて。三ヶ月目は食品工場の倉庫作業を続けながら新聞配達と浦幌木炭での仕事をしました」
ー浦幌町にくる前後でのギャップはありましたか。
「ギャップはありませんでした。そもそも何もイメージしてきてないので(笑)。真っ新な状態で来たのですが働き方はしっくりしてる感じです。一つのことを極めるより色々なことをしたいタイプなので複数の仕事ができたのはよかったです」
ー働いた印象を教えてください。
「畜産は山田農場さんで体験したのですが、山田卓さんは理想の上司像という感じがします。放任主義で細かいとこは言わない、でも必要なところはちゃんと言ってくれます。こちらに何か聞く時も選択肢を出して選ばせてくれるのでコミュニケーションも取りやすく感動しました。
倉庫は休憩が多くて嬉しいです。人間関係もよく、適度な距離感なのが働きやすいです」
ー浦幌町に暮らしてみていかがでしたか?
「浦幌町はよかったです。色んないいところがあるなと思いました。町民の方々は面白い人が多いですし、いろいろな人に出会えることもいいですね。僕は滞在中、町内にあるシェアハウスに住んでいたのですが、人がたくさん遊びにきてくれるのがよかったです。映画好きで集まって映画鑑賞会をしたり、ボードゲームで遊ぶ会も何度かしました。交流、交流、って感じで楽しい。元々人が好きなので、いろいろな話を聞けてよかったです。一日一日が早く感じました。人と会う予定が次々ときて、時間の経過が早いから楽しい」
ー浦幌ではどのように過ごしていたのですか。
「最初の二ヶ月は週五日勤務で二日休みでした。三ヶ月目はペースを落とし週三、四日勤務にしました。」
「プライベートの時間は散歩をしたり、本を読んで映画を見て、ご飯を食べて…って感じですね。休日は帯広に行くことが多いかもしれません。友人もいますし。浦幌にない娯楽を帯広に求めています。
あとは、町内での交流も楽しんでいます。町民が町民を紹介してくれて、こんな人に会いたいって言ったら呼んでくれる。呼ばれた方も来てくれて会える。浦幌町内に友人がいっぱいできました」
ー暮らしやすいところを教えてください。
「街の規模感がちょうどいいです。市街地なら徒歩圏でなんでもできますよね。あとはフクハラ(スーパー)は半額が多くて嬉しいです(笑)」
ー逆に暮らしにくいと感じる点はありますか。
「僕が好きなマック、王将、映画館がないところですかね(笑)。だから休日帯広に行くんですけど。あとはラーメンが好きなので、ラーメン屋さんももっと欲しいです(笑)」
ーつつうらうらを利用してみたいと思っている人に一言お願いします。
「それぞれいい職場だったので、ぜひいろいろな仕事をやってみてください。それと、浦幌でいろんな人に会ってほしい。交流の機会をたくさん持ってほしいです。
あとは写真が多めのサイトなので読み込みが重いかもしれません(笑)。それでも待つ価値があるのでぜひ『つつうらうら』を利用してみてください」
ーありがとうございました!