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働く人 2022.07.28 Update

【代表インタビュー】株式会社ciokay 森健太さん

浦幌町で活動する事業者の代表にお話を伺う「代表インタビュー」シリーズがスタート!ご自身が抱える思いや、今に至るまでのお話、目指す未来について伺っていきます。今回は、株式会社ciokay 代表取締役 森健太さんです。

1994年三重県亀山市出身。愛称は「もりけん」。2016年に地域おこし協力隊として浦幌町に移住。若者のしごと創造事業を担当し、町の花・ハマナスを使った事業作りに携わりました。任期中の2017年に株式会社ciokayを立ち上げ、2018年からオーガニックコスメブランド「rosa rugosa」の販売を開始。「田舎だからできないを無くしていく」というビジョンを掲げ、全ての取り組みが未来の子どもたちへの希望になればという思いを持ちながら、協力隊任期終了後も浦幌町で活動を続けています。

 

もりけんさんと「ciokay」の歩み

社名である「ciokay」は、アイヌの言葉で「私たち」という意味。

地方にあるさまざまな課題は、他人事ではなく自分ごとにしていこう、それは1人で解決しようとするのではなくみんなで解決していこうという思いを込めて、英語で「we」を意味する「私たち」が名づけられています。

この言葉、実は地域の女性のみなさんと化粧品のブランド名を決める会議のなかで、最終候補に残った言葉なんだそうです。
立ち上げ当初から、地域の人たちとともに歩みを進めています。

もりけんさんが地域おこし協力隊に着任した2016年は、2011年の東日本大震災から数年経った頃。

生き方や考え方の幅を広げたいとチャレンジする手段として協力隊に着任する動きが全国で見え始め、ドラマの題材にもなったりしていました。

その一方で、大学時代に出会った協力隊の人たちからは不平不満を聞くことが多かったといいます。

「だから僕は、協力隊になりたくて浦幌町に来たわけじゃなくて、ここで何ができるか、チャレンジさせてもらえる環境がたまたま協力隊だっただけなんです。任期はもちろんあったけど、何かを成し遂げるまではここにいようと決めていました。」

着任当初のもりけんさん

協力隊時代にもりけんさんが担っていた”ハマナスを使った事業づくり”ですが、なぜハマナスだったんでしょうか…?

「というのも、浦幌町で毎年中学生が行っている地域活性化案発表会で「町の花であるハマナスを使って地域活性化をしたい!」という話があがったのが始まりなんです。

浦幌町では、15年ほど前から子どもたちや町の未来のために”うらほろスタイル”という取り組みを続けてて。町内の人たちからも、雇用をどう生み出していくか考えていくなかでハマナスが資源としてあがったんですよね。」

 

ですが、最初から化粧品をつくろう!という動きになっていたわけではなかったそうですね。

「ハマナスを活かす方法を模索するなかで、地域の方々にヒヤリングをした際、”お母さんにはいつまでも綺麗でいてほしい”、”いつも忙しそうだからリラックスしてほしい”という声があがってきて、化粧品の案が出てきたんです。」

当時、仕事・事業づくりという分野には元々興味があったけど、化粧品を取り扱うことには不安な部分もあったというもりけんさん。

「新卒2年目で会社を立ち上げたので、そもそもできるのか?という不安もありました。商品はまだ販売してないわけだし。でも覚悟が決まった瞬間があったんです。

2018年4月の商品販売前に、自分で金融機関からお金を借りて、実際に完成した商品が入った段ボールが、当時住んでたアパートの一室いっぱいに埋まった瞬間を見たとき、すごく嬉しかったんです。町の人たちと一緒に1から作ってきた商品…これは広めていかないと。頑張ろう!って思いました。」

 

株式会社ciokayの事業

株式会社ciokayの事業は3つ。

1つめはハマナスの栽培・イベント事業。ハマナスの畑を管理しながら、ハマナスの収獲体験ツアー等町内外の人たちが交流できるイベントを定期的に開催しています。

余談ですが、北海道の花・植物というと、ラベンダーやハッカを連想される方が多いのではないでしょうか。

ハマナスとの認識度の差は、流通量の違いなのではないかともりけんさんは考えています。

「ラベンダーは富良野で何十年も前から商品をつくっていたり、ハッカは日本全国でオイルが売られていたり。

その一方で、ハマナスを使った商品というのはあまり多くないというのが現状のなか、自分たちはハマナスを作っている。

小さなマーケットかもしれないけれど、ハマナスといえば浦幌町というイメージがついたら良いなと思っているし、それができる可能性がすごくあると思っています。

 

2つめは「rosa rugosa」の開発・販売。(ちなみに、rosa rugosaは学名でハマナスそのものを意味するんです!)

主原料のハマナスは全て浦幌町産。ハマナスは、ヨーロッパのバラにも負けない香りと美容成分がたっぷり。他の成分も、北海道原産の天然由来成分にこだわっています。

「パッケージデザインは、親子でハマナスの写生会を行ったときに地元の子どもたちが描いた絵を採用しています。

都市部のデザイナーさんにお願いしてお金を払って…というのはどこの地域でも誰にでもできること。

地域のお母さんたちと「浦幌町らしさ」を話し合うなかで、子どもたちの絵を使ったらいいんじゃない?というアイデアを形にしました。

地方発でありながら品質やプロセスの部分が評価され、サスティナブルコスメアワードの審査員賞地方創生賞を受賞しています。

「自分たちが描いた絵がパッケージに生まれ変わって、札幌や東京に商品が並ぶ…こういった小さな成功体験を提供できたら子どもたち自身の誇りに繋がるのでは?と考えているので、例年続けて行こうと思っている取り組みです。」

 

3つめはBtoBの原料販売。ハマナスのフローラルウォーター(蒸留水)を販売しています。
フローラルウォーターをつくる蒸留の工程も、なんと浦幌町で行っているんです!

2020年、化粧品の原料化に繋がる試験蒸留をスタートし、2021年からは、販売も開始。すでにいくつかのブランドや商品に使われています。

「元々は、外部にお願いをしていた工程でしたが、自分たちでできること、町内でできることを増やしたい!という思いから、原料化の工程を学びに現地に足を運びました。」

今の情勢として、サスティナブルな部分が注目されているなか、ただのマーケティング用語ではなくて自分たちの生活に根付く・地に足をつけていかないといけないと改めて感じているもりけんさん。

「海外や国内、百均や百貨店…様々な場所で販売される化粧品があるなかで、rosa rugosaのひとつの違いは主原料の生産者であることです。

自分たちの手で育て、品質の良いものだけを収獲し、植物に合った形で加工し商品に変える…という素材そのものの良さをお客様に実感いただきたいですし、これからも思い続け、実現していきたいです。

 

一緒に働く仲間を募集しています

そんな株式会社ciokayでは現在、正社員を募集しています。

実は、近々リニューアルを控えているrosa rugosa。そのタイミングで、rosa rugosaを知っていただける人を増やしていきたいと考えています。

rosa rugosaを知っていただける機会として多いのは、展示会やポップアップ等オフラインの場。

そこにオンラインの力が加わったり、リアルの場と上手く組み合わせることができたら、さらに多くの方に知っていただけるのではないかと考えています。

そこで、今あるwebサイトもどんどん活用していきたいと考えてる一方、もりけんさん1人だと限界があり手が回り切ってないのが現状。

日本のバラであるハマナスは海外のバラにも負けないことや、植物性の原料を使った蒸留水の可能性を今以上に伝えていくことで、需要拡大できる伸びしろを秘めている株式会社ciokay。
一緒に働く仲間が増えることでその成長を加速させていくのではないでしょうか。

お願いしたいお仕事は、浦幌町にある株式会社ciokayの事務所で蒸留作業をしながら、rosa rugosaのweb周りを担うこと

蒸留作業は、火を使った昔ながらの方法で行っています。そのため、最初の設定や都度火の調整が必要ですが、一定量が蒸留されるまでは終わるまで待つ…という時間です。

もりけんさんが蒸留作業の日は、作業の合間にオンラインを使った商談や展示会・ポップアップに向けた資料作成・準備をしているそう。

同じような形で、蒸留作業を行いながら、合間の時間でweb中心のお仕事を担っていただくことを考えています。

既存の形は無いため、0・1ベースのスタートになります。
より良い形を一緒に模索しながら働くイメージを持っていただけたら嬉しいです。

詳しい求人内容はこちらから

INFORMATION

株式会社ciokay

北海道十勝郡浦幌町字栄町31

https://rosa-rugosa.jp/

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