【地域おこし協力隊募集中】1人じゃないから挑戦できる。浦幌町で見つける、自分の「やってみたい」
浦幌町では現在、一緒に街を盛り上げる「地域おこし協力隊」の新しい仲間を募集しています。 とはいえ、まったく知らない土地に飛び込んで新しいことを始めるのは、誰だって勇気がいりますよね。「どんな雰囲気の町なんだろう」「自分も馴染んで挑戦できるのかな」と不安に思うのも当然です。
今回は、自身も新卒で協力隊として浦幌に飛び込み、卒業後、町内で起業した小松輝(以下こまつ)と、転職を機に最近浦幌へ移住してきたさやの2人が、浦幌の街中を歩きながら「この町で挑戦すること」について語り合いました。

さや:「浦幌町って面白いよね」って言わることが多い気がしますが、具体的に何が面白いのかって、外から見ているとちょっとわかりにくかったりしますよね。
こまつ:そうだね。実は「これが具体的に面白い!」という明確ななにかがあるわけじゃないと思うんだよね。うらほろスタイル(地域一体型の教育)は浦幌の特徴の一つだとは思うけど、20代・30代の若い世代のU・Iターンが増えてきたり、新しいお店がちょっとずつ増えたりしているところから「最近元気があるよね」っていう雰囲気を感じてくれているんじゃないかな。

さや:なるほど。いろんな人に話を聞く中で「浦幌には応援してくれる空気がある」って話もよく耳にするんです。それってどういうことなんでしょうか?
こまつ:基本的に「よく来たね!」「浦幌に来てくれてありがとう」って温かく迎えてくれる人が多いかな。外から来た人が町内で何かを始めることがこれまでもあったので、新しい人が入ってきたり変化したりすることに慣れている人は多いと思う。
お昼に町内の飲食店に行ったり、夜は街に飲みに出たりするという人も結構いたりするかな。留真温泉にも地元の常連さんがしっかりとついていたり。そうやって地域内循環が昔から自然とあるんだろうなというのは肌感覚としてあるね。
それは、浦幌が帯広まで1時間、釧路までも1時間と、離れているという地域柄もある気がする。
さや:新しいお店ができても、ライバル視するんじゃなくて歓迎してくれる雰囲気があるとも聞きました。
こまつ:そうそう。例えば浦幌出身の近江幹太君が「かし和家」を始めるとき、地元の老舗茶店「カナリア」のママから「一緒に頑張ろうね」って声をかけられたっていう話があって。人口が減っていくにつれて同業が減ってしまった寂しさがあるからこそ、新しくお店ができると「ライバル」じゃなくて「一緒に街を盛り上げる仲間」として喜んでくれる。もちろん挨拶ができる関係性は前提だけど、お互いを思いやる土壌があるんだよね。

さや:すごく素敵なエピソード! 人口減少が進む地域が多い中で、浦幌には20代・30代の若い世代が増えているのも不思議ですよね。何か特別な仕組みがあるんですか?
こまつ:僕みたいに新卒で協力隊として入ってそのまま残るパターンもあれば、地元出身で「やっぱり浦幌に帰りたい」とUターンしてくるパターンもある。十勝うらほろ樂舎や農協、十勝浦幌森永乳業、林業会社、留真温泉、あるいは自分で店舗を立ち上げたりして、若い世代の働く受け皿がしっかり出来つつあるんだよね。
さや:同世代が一人もいない環境に飛び込むのって勇気がいりますけど、すでに前例となるロールモデルがいたり、同世代の仲間がいるのは心強いですね。
こまつ:仕事が終わった後や休日に一緒に過ごせる同世代がいると、暮らしのイメージも湧きやすいしね。
今は「浦幌を良くしたい」と思って活動している若い世代が増えてきているから、そういうコミュニティの中で挑戦できるのも大きいと思う。だから自分一人だけで孤立してもがくんじゃなくて、何十人という単位で町を良くするムーブメントが起きている。そこは全国の他の地域と比べても、浦幌ならではの魅力かもしれない。

さや:協力隊を検討するとき、「着任後に放置されたらどうしよう」とか「自分がやりたい活動ができるのかな」っていう不安もありますよね。
こまつ:浦幌の場合、役場の中でずっとデスクワークをするわけじゃなく、民間の「コーディネート団体」に所属して活動するのが特徴かな。だから「何をしていいかわからない」と野放しにされることは基本ない。
さや:やりたい想いがあっても、地域との考え方のミスマッチが起きるのが一番怖いところです。
こまつ:「地域にポジティブな影響を与えられている実感がない」とか「自分の思いと地域の考えが噛み合わない」という理由でやめてしまう話は全国あちこちでよく聞く話だよね。今回の募集では、コーディネート団体が間に立って、協力隊の想いと地域の事情を翻訳したり調整したりする。協力隊を募集するにあたって用意しているミッションに地域貢献につながる役割が設定されているのでそこは安心してもらえるかと。だから浦幌町の地域おこし協力隊は突っ走りすぎず、放置もされず、伴走してもらえる環境なんじゃないかな。

さや:今回、協力隊の募集が3つの枠で出ていますけど、それぞれどういう背景で募集していて、どんな活動をするのか詳しく知りたいです!
こまつ:そうだね。まず1つ目の「うらほろスタイル」は、浦幌で協力隊制度を導入した初期からずっと継続している枠。新卒で入ってくる子も多いね。元々は小中学校の教育サポートがメインだったんだけど、今は放課後の居場所づくりに関する事業へも発展していて。そうやって新しく展開していく事業の担当者として力を貸してくれる人を求めている感じだね。
さや:どんどんアップデートしているからこその募集なんですね。2つ目の「空き家対策」はどうですか?空き家ってどこの地域でも課題になってますけど……。
こまつ:浦幌も高齢化が進んでいて、今後5年から10年くらいで家を手放す方が一気に増えると予測されているんだよね。だから今から動こうと。1年目はまず、現状役場HP内にある空き家バンクを独立させて新しくWebサイトを作るところからスタートするイメージ。
さや:なるほど、まずは情報発信の土台作りからなんですね。
こまつ:そうそう。空き家バンクの管理と移住支援をつなげて町のサービスとしてわかりやすい動線で届けていけたらいいなと。そこから周辺のエリアごとに空き家活用の計画を立てるワークショップを開いたり、不用品整理の仕組みを作ったりとか。最終的に3年後には、空き家仲介や大工仕事、自分自身で空き家を活用して起業するとか、自身の事業として独立していけるところまで見据えて活動してほしいと思ってる。
さや:選択肢は残しつつも具体的なイメージが湧きやすい枠ですね。最後の「フリーミッション」は起業型ということですけど、具体的にどんな事業が求められているんですか?

こまつ:ここ数年で、閉まってしまったケーキ屋さんやパン屋さん、飲食店なんかがあってね。個人商店も数件閉まってしまった。そういった「今の浦幌からなくなって困っている暮らしのサービス」を補うような起業をしてくれる人がいたらすごく嬉しい。
さや:町の人にとっても直接助かる事業ですね。それ以外の分野でも大丈夫なんですか?
こまつ:もちろん! 森林資源を使ったビジネスみたいに1次産業と組み合わせた社会課題解決型のアプローチも大歓迎。全然違う視点から、3次産業的なサービスでも面白いよね。応募段階で「自分のやりたいことが浦幌にマッチするか」を事前相談でしっかり一緒に擦り合わせられるし、着任後も僕や地元の人が事業化に向けて伴走するから、安心して飛び込んできてほしいな。
さや:こまつさん自身が協力隊を経験されているからこそ思う「こんな人に浦幌町地域おこし協力隊に応募してきてほしい」というのがあれば教えてほしいです!
こまつ:特別にすごいスキルや実績が最初から必要なわけじゃないんだよね。もちろん、あればそれを生かせると思うんだけど、応募の段階ではなくてもよくて。計画を立ててやってみて「あ、こっちじゃないな。違う活動が必要だな」って現場で気づいたときに、自分で軌道修正して動ける主体的なマインドさえあれば十分。
さや:相談できる仲間や受け止めてくれる地域の人たちがいるからこそ、自分の「やってみたい」に素直に挑戦できる町なんですね。
こまつ:そうだね。フリーミッションも含めて「自分のアイデアが浦幌にマッチするか」「事業として成立するか」は応募前の事前相談でいくらでも話し合える。この町の空気感に少しでもワクワクした人は、まずは気軽に相談してほしい!
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