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働く人 2024.03.29 Update

【インタビュー】お試し暮らしから移住した坂東さん


地域おこし協力隊として町役場に所属し、出向先の十勝うらほろ樂舎で働く坂東さん。
2022年の冬に長期滞在先として浦幌を選び、そのまま移住を決めた坂東さんに協力隊員として1年を終えての率直な想いを伺いました。

▼長期滞在中のインタビューはこちらの記事をご覧ください
https://tsutsuuraura.jp/blog/1411/

前の移住体験の記事から、実際に浦幌に移住して来てくださった坂東さん!今日はよろしくお願いします。
まず早速ですが、移住体験から実際に移住してくるまでの流れを教えていただけますか?

冬場の移住体験が4ヶ月と結構長期間だったこともあって、街の人との繋がりも深くなってきて。ゴミ捨て場とかで役場の人に会ったりした時に「来年は地域おこし協力隊の募集ないんですか!」とか色々聞いたりしてたんだよね。そこでどうやら2023年度の募集があるらしいということを知って、すぐさま申し込みしたって感じだね。

徳島出身の坂東さんが北海道の浦幌を移住先としてえらんだ一番の決め手はなんですか?

1つには絞れないんだけど、人・食・自然の3つは大きく影響してると思うな。

浦幌には協力隊として来ようと元々決めてらっしゃったんですか?

うーん、協力隊として来ようというよりかは十勝に移住したいな、みたいな思いがはじまりかな。その中で、浦幌の協力隊OBである古賀さんと出会ったり、つつうらうらの制度で移住体験をさせてもらったりしていて、協力隊として浦幌に来ようと決めた感じだね。

「思っていたより、ずっと難しかった」。協力隊員の1年を終えて

坂東さんは協力隊員として実際にはどんな仕事をしているんですか?

普段は十勝うらほろ樂舎に勤務していて、仕事でいうと農業に関わる分野での仕事が多いね。2023年度で言うと大豆や白花豆の栽培なんかもしていて、道の駅にも少しだけつくった野菜を卸させてもらったりしてた。

坂東さんは毎日“出勤”をしてらっしゃるんですか?

うん、基本的に協力隊は9時から16時半が定時だから、その時間は事務所に出勤しなくちゃいけないね。

浦幌町には今の時点で協力隊員は何名いらっしゃるんですか?

僕を入れて6人。けれど同じ協力隊員でもやってることは皆それぞれ違うね。教育関係の仕事だったり、林業だったり、広報関係の仕事だったり。

既に任期が終了した後のことはある程度考えていたりするんでしょうか?

考え切れてない、というのが本音かな。。というのも、自分自身結構苦しんだり、悩んだりした1年間だったから。

苦しんだり、悩んだり?もう少し詳しく聞かせていただけますか?

やる前はもっとうまくいくと思ってたけど、想像以上に農業の大変さを実感した。これは実際にやってみないと言えないことだから、本当にいい学びをさせてもらったなって思ってるね。農作業はほんとに大変で、一時期はほんとにトラクター乗ったり草取りしたり、みたいなことをずーっとやってたりもして(笑)。

自分の予想と現実の間にギャップがあったからこそ、今はまだこれからのことは考え切れてないかな。

人・食・自然が僕にとってのこの街の魅力

浦幌の魅力は人・食・自然だとおっしゃっていましたが、もう少し詳しく聞かせてください。まず、人が魅力的というのはどういうことでしょうか?

街の人との距離はすごく近く感じるね。徳島に住んでた時とかは、近所に誰が住んでるかはなんとなく知っていても、それ以上の関わりはない。けれど浦幌だと地域の人と関わる機会も多いし、ご近所同士の付き合いも心強い感覚があるね。ありがたいことに、野菜とか本当にたくさんいただけるし。

それは都市部に住むこととの大きな違いの一つかもしれませんね。僕も地方の出身ですが、都市部に住んでいると人口が多いから、自分と年齢や価値観が近い人だけで集まれるくらいの母数がいる。けれど地方だと母数が少ない分、必然的に色んな人たちと関われますもんね。

そうだね。けれど、意外と歳の近い友達がたくさんいるのも”人“の魅力の一つだね。浦幌って若い子がいないと思われがちだし僕もそう思ってたけど、同世代の知り合いが普通に沢山できたし。

休みの日に遊べる友達がいないのは寂しいから、気の合う人たちが沢山いるのは嬉しいね。皆んなで映画鑑賞会したり、サッカーしたりと楽しい日々だね。

次は食の魅力。これはどういうことでしょうか。

すごくシンプルになんでも美味しい。スーパーとか食材を買うことが多いけど、野菜や肉や魚、基本的になにを食べても美味しいのは大きな魅力だね。

ただ、あえて不便な点をあげるとしたらもっとラーメン屋さんが欲しい。。(笑)

前回の記事でも書いてましたもんね、やっぱりラーメンは譲れないんですね。最後に自然、坂東さんにとって浦幌の自然の魅力はなんですか?

この辺りって「十勝晴れ」って言ったりするんだけど、冬でも晴れの日が多かったりして、高い建物とかもそこまで多くないから空がとにかく綺麗。畑作業の休憩中とかに寝転んで空を見上げると、「空ってこんな広かったんや」って思うぐらい遮るものがなくて気持ちがいいね。

最後に

来年度は新たに協力隊を募集することになっていますが、坂東さんの中でこんな人だったら協力隊に相性がいいんじゃないかな、と思うことってありますか?

人との関わりを楽しめる人だったら、協力隊はすごくいいんじゃないかな。街の人とかと実際に会ってお話しさせていただける機会があるのは、僕からしたらすごく楽しいしありがたいことだからね。ただ、極力1人で仕事をしたい、みたいな人にはあまりおすすめしないかもなあ。

その地域で今後なにかをやりたい人からすれば、お互い顔も覚えられるし、色んな情報が集まってきそうですね

あとは、浦幌の協力隊は所属としては浦幌町役場のまちづくり政策課だけど、役場に出勤する機会はほとんどなくて。スーツ着て毎日役場に出勤する、みたいなスタイルじゃないのが特徴ではあるからその働き方が合う人は浦幌の協力隊はおすすめだね。

現在浦幌町では、地域おこし協力隊を募集しています!募集業種は「地域間交流担当」「林業担い手担当」の二種類になります。ビビッときた方はご応募お待ちしております。
お気軽にお問い合わせください!

この記事を書いた人

この記事を書いた人長崎 航平

長崎 航平

2001年生まれ、長野県上田市出身。旅の途中で行き着いた浦幌町にひょんなことから1ヶ月ほど滞在。柴犬とエビチリが好き。

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